マリーンズ女子倍増へ!初売りでもう寺嶋グッズ「顔も即戦力」

[ 2014年12月16日 05:30 ]

11日の新入団会見で女性写真に囲まれるロッテ・寺嶋

 ロッテは、ドラフト4位で指名した寺嶋寛大捕手(22=創価大)の個人グッズを、来年1月4日の球団グッズ初売りイベント(QVCマリン)で発売することを決めた。新人の中でグッズ一番乗りは、京大初のプロ野球選手として注目を集めるドラフト2位の田中でもなければ、ドラフト1位の中村(早大)でもない。「イケメン過ぎる捕手」こと寺嶋だった。

 売り出されるのは、顔写真がプリントされた「フラッグ」(税込み800円)と「ミニタオル」(同500円)の2種類。背番号入りTシャツなど定番グッズを除き、新入団選手の個人グッズがシーズンが始まる前に販売されるのは球団初だ。しかも下位指名選手。理由は、単純にかっこいいからだ。俳優・藤原竜也似の甘いマスク。球団によると、11月25日の入団合意直後から「寺嶋選手のグッズを早く出してほしい」というファンの声が殺到。女性からの要望は数十件にのぼり、異例の製作に踏み切った。

 寺嶋は「新人で最初にグッズが出るとすれば、中村選手か田中選手だと思っていたのでビックリしている。本当に僕でいいのかな…」と恐縮しきり。個人グッズが売り出される、来年の球団初の公式行事となる初売りイベントにも登場する。

 ロッテは観客動員数が昨年から2年連続で12球団ワースト。伊東監督は今年の流行語大賞でトップテン入りした「カープ女子」を引き合いに出して「“カープ女子”に負けないように“マリーンズ女子”も増えればいい」と願っており、球団も女性ファンの拡大を最重要課題に挙げている。その切り札が寺嶋だ。

 山室晋也球団社長も「寺嶋選手は実力はもちろん、イケメンさも即戦力。フル回転してもらってマリーンズ女子獲得に貢献してもらいたい」と期待。男子フィギュアスケートの羽生結弦が出演している親会社のロッテ商品のCM出演も将来的に視野に入れており「イケメン英才教育」を施す。

 ◆寺嶋 寛大(てらしま・かんだい)1992年(平4)10月12日、東京都生まれの22歳。興誠から創価大に進み、1年秋から正捕手。3年秋に打率・432で首位打者。4年春は4番を務め、MVPと打点王の2冠と東京新大学リーグ6連覇に貢献した。14年ドラフト4位でロッテ入団。二塁送球1・9秒台の強肩が魅力。1メートル84、84キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月16日のニュース