広島 躍進の象徴キクマルコンビが大ブレーキ CSで5分6厘

[ 2014年10月12日 18:20 ]

<神・広>3回表2死二塁、丸は投ゴロに倒れる(投手・能見)

セ・リーグ クライマックスシリーズ 広島0―0阪神

(10月12日 甲子園)
 広島は2試合連続で完封負けを喫し、CSファーストステージで敗退。CSで1点も取れずに姿を消すのは史上初となった。

 昨年のCSは8―1、7―4と打線が好調で阪神に2連勝したが、今年は一転。エース・前田健が好投しながら0―1で惜敗した第1戦に続き、第2戦は延長12回まで戦い0―0の引き分け。リーグ2位の打率、得点を挙げたチームらしからぬ貧打にあえいだ。

 主に2番・菊池、3番・丸のコンビでチャンスメーカー、ポイントゲッターとして今季躍進の象徴にもなった2人を1番・菊池、2番・丸に配置転換し先取点を狙ったが、2戦合わせて2人で18打数1安打の打率・056。得点圏でも5打数無安打に終わった。

 2戦合わせ19イニングで1失点だった投手は責められるはずもない。第2戦はプロ入り初完封した9月6日のDeNA戦に勝るとも劣らない内容だった大瀬良に、ヒース、中崎の救援陣も無失点で援護を待ったが、打線は期待に応えられなかった。

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