松井氏 来季巨人入りはなし、球団側がコーチ就任要請見送る

[ 2014年9月27日 06:00 ]

<ヤンキース・オリオールズ>テレビの解説を行う松井氏

 巨人OBでヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(40)が、来季の巨人コーチングスタッフに入閣しないことが26日、分かった。関係者の話を総合すると、球団は松井氏の日米にわたっての幅広い野球界への活動、貢献を考慮し、正式にコーチ就任を要請することを見送ったという。

 松井氏は今年2月の宮崎キャンプで臨時コーチを務めた。若手中心に打撃指導を行う中、シーズン終盤に大田が貴重な働きを見せるなど松井氏の人気面だけでなく指導力も高く評価されている。さらに自ら打撃投手を買って出るなど献身的な動きも目立った。来季も何らかの形で巨人をサポートしていく形となる。

 今年1月に松井氏と会談した白石興二郎オーナー(67)が「ゆくゆくは監督として巨人軍を率いてくれることを切望している」と話す通り、松井氏を将来の監督候補として位置づけている。同オーナーは来季までの2年契約を結ぶ原監督の続投を明言。指揮官の手腕を高く評価しており、今後は原監督と球団で来季の組閣作業が進められる。

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2014年9月27日のニュース