和田監督 バースデー白星!「勝負の9月」サヨナラ発進に笑顔

[ 2014年9月2日 21:33 ]

<神・D>9回1死二・三塁、和田監督は福留が敬遠される間、次打者の今成(右)に声をかける

セ・リーグ 阪神4―3DeNA

(9月2日 甲子園)
 阪神がサヨナラ勝ちで2位・広島に0・5差に迫る大きな勝利をもぎ取った。この日52歳の誕生日を迎えた和田監督は「選手たちが最後まであきらめず、追いかけてくれた」と何よりのバースデープレゼントに笑顔。

 1点を追う9回、先頭の鳥谷が三振に倒れたが、続くゴメスが安打を放ち「ちょっと流れというか空気が変わって、何かあるぞ、という雰囲気になった」という。さらにマートンが二塁打、福留が敬遠気味の四球で満塁となり、打席には今成。この日、それまで3三振に倒れていたが、和田監督は「まっすぐ一本しかない。最短で振って行け」と送り出し、その期待に見事に応え、左前へサヨナラを呼ぶ逆転タイムリーを放った。

 試合前には「毎年(誕生日が)微妙な時期になりますが、今年もあと1カ月、26試合あります。いい報告ができるよう頑張ります」と語っていた和田監督だが、この貴重な勝利で「この頃、我慢の8月、勝負の9月と言ってきた。8月にしのいできて、きょうの勝利で勢いがついたと思う。明日ももうひとつ勝ちたい」と力強く語っていた。

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