中日 大竹に5連敗「見下ろされて投げられている」

[ 2014年8月11日 05:30 ]

<巨・中>5回2死一塁、空振り三振に倒れた谷繁はバットを投げつけて悔しがる

セ・リーグ 中日1-2巨人

(8月10日 東京D)
 中日はまたしても天敵を攻略できず、自力優勝の可能性が消滅した。巨人・大竹に対し7回に1点を奪いマウンドから降ろしたのがせめてもの意地。4安打しか放てず、今季6度の対戦で5勝を献上する始末。谷繁兼任監督は「(消滅は)数字上のことでしょ。(大竹は)苦手意識はないと思うけど…いい当たりが正面にいった」と話したものの言葉には力がなかった。

 勝負手も実らなかった。ここ2試合無安打の森野に代えて、小笠原を「3番・一塁」で先発起用した。スタメンは6月9日の日本ハム戦以来。そのベテランは7回、左前打で出塁し藤井の右前適時打で二塁から激走し生還。唯一の得点を記録したが、安打はこの1本だけだった。

 大竹との対戦では1点差惜敗がこれで3度目。波留外野守備走塁打撃コーチは「見下ろされている。やられ方が全く一緒」と、嘆いた。

 小笠原は「リセットして、次に勝つことが大事」と強調し、指揮官も「(自力Vは)勝てば戻る」と平静を装った。12日からは今季9勝3敗1引き分けと、お得意様のDeNAと3連戦。今度は「上から目線」に切り替え借金生活からの抜け出しを図る。

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2014年8月11日のニュース