幼なじみが光成の連覇の夢打ち砕く 健大高崎・脇本決勝打

[ 2014年7月21日 05:30 ]

<健大高崎・前橋育英>7回2死満塁、右前2点適時打を放った脇本はガッツポーズ

群馬大会3回戦 高崎健康福祉大高崎6-2前橋育英

(7月20日 高崎城南)
 打って、走って、そして見極めてV腕を打ち崩した。高崎健康福祉大高崎は1―2の7回2死満塁で、高校通算54発を誇る3番・脇本が甘く入ったスライダーを右前へ逆転の2点適時打。大会前には電話で激励し合った幼なじみから放った決勝打に「うれしいの一言」と喜んだ。

 この日はけん制が得意な高橋光から3盗塁。146キロを右腕に当てられて出塁した初回は6度もけん制されながら、初球から走って盗塁成功。「腕はまだ痛いけど、練習通りに走れた」と胸を張った。低めの変化球の見極めも徹底し、8四死球のうち、脇本一人で3四死球。「低めを1球振ったら三振と同じ。そのくらいの意識でやっていた」としてやったりの表情だった。

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2014年7月21日のニュース