ヤクルト 16安打9得点で快勝!古野1失点で今季初勝利

[ 2014年4月30日 21:06 ]

<巨・ヤ>6回1死、長野の強烈な打球をキャッチする古野

セ・リーグ ヤクルト9―1巨人

(4月30日 東京D)
 ヤクルトが3回までに12安打6得点の猛攻で巨人に快勝。前日のサヨナラ負けのうっ憤を晴らした。先発・古野は7回途中1失点の好投で今季初勝利。チームは4月を終え27戦9勝18敗と苦しんでいるが、敵地・東京Dで今季初白星を飾り、5月反攻に向け弾みをつけた。

 ヤクルトが早々に巨人先発のセドンを攻略した。この日は左腕対策で2番に荒木、5番に飯原、8番に野口を入れ、3番・川端以外はスタメンに右打者をズラリと並べるオーダーで臨んだ。
 
 初回、荒木、川端の連続安打で1死一、二塁。続くバレンティンが高々と打ち上げた飛球はドーム天井に当たり左前に落ちるラッキーな安打で満塁とし、飯原の遊ゴロの間に1点を先制した。

 3回には飯原、畠山の連続安打で1死一、二塁からボークで二、三塁とし、相川の右前適時打で加点。この時点で先発野手は全員安打をマークした。暴投でさらに1点を追加し、野口の遊撃内野安打と犠打で2死二、三塁。山田の左翼線2点適時二塁打でセドンをKOすると、代わった笠原から荒木が右前適時打を放ち、この回一挙5点を奪った。

 9回には2死二塁から代打・田中の2号2ラン、山田の4号ソロと2者連続弾。3点を追加してダメを押した。

 先発の古野は5回に1点を失ったものの、打線の援護を受けて好投。6回1/3を5安打1失点でリリーフ陣に後を託すと、その後は3投手の継投で巨人の反撃を封じた。

 巨人は先発セドンが大乱調。初回から毎回走者を背負う苦しい投球で2回2/3を10安打6失点でKO。打線は5回、先頭のアンダーソンがこの試合チーム初安打の右越え打を放つと、2死一、三塁から橋本の右前適時打で1点を返したが、反撃はこの得点だけ。連勝はならず、27戦16勝11敗の貯金5で4月を終えた。

続きを表示

2014年4月30日のニュース