喜ぶ楽天球団幹部ら、コミッショナーは「底力を見せてほしい」

[ 2014年1月23日 11:06 ]

則本(左)、美馬(右)両投手と練習する、ヤンキース入りが決まったプロ野球楽天の田中将大投手=23日午前、仙台市

マー君 ヤンキース入り

 プロ野球楽天の球団幹部や選手は23日、エース田中将大投手の米大リーグ、ヤンキースへの移籍決定を喜んだ。安部井寛チーム統括本部長は仙台市内の球団事務所で「戦力的には大きな痛手ですけど、一番注目が集まるチームだと思うし、活躍が楽しみです」とエールを送った。

 仙台市内にある本拠地の楽天Koboスタジアム宮城では複数の選手が午前中から練習した。オフに一緒に練習を行うなど仲のいい後輩の辛島航投手は「ニューヨークで試合をしているところをテレビで見て、刺激をもらって僕も頑張っていきたい」と受け止めた。総額1億5500万ドル(約161億円)の大型契約には「でか過ぎてイメージが湧かない。そういう人に面倒を見てもらって光栄です」と明るい表情で話した。

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは東京都港区の日本野球機構(NPB)で「日本の代表的な投手の底力を米国の大舞台で見せてほしい」と祝福。ヤンキースを選んだことには「名門中の名門に入れて本人は人生の大舞台に挑む心境だと思う。スポーツの世界だから明るいニュースが続いた方がいいよね」と語った。

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