マー君デビューは4・3アストロズ戦有力 ダル快投の地

[ 2014年1月23日 05:32 ]

サイドから投げる楽天・田中

 「TANAKA」の公式戦デビューは、4・3(日本時間4月4日)アストロズ戦が有力視される。ヤンキース入りする田中はサバシア、黒田に次ぐ3番手として、メジャーのマウンドに上がる。舞台は敵地ヒューストンのミニッツメイド・パーク。昨年4月2日、憧れの先輩であるレンジャーズのダルビッシュが、完全試合まであと一人という快投を演じた球場だ。

 昨年8月16日の西武戦(西武ドーム)でプロ野球新記録の21連勝を達成した際には、ダルビッシュから「おめでとう。俺がいたら勝たしてへんけどな」と連絡が入り、田中は「そうですね。一番タフな試合になりますね」と応じた。ダルビッシュの背中を追って海を渡る右腕にとっては、ふさわしい舞台といえる。

 ローテーション通りなら、本拠ヤンキースタジアムでその投球を初披露するのは8日(同9日)オリオールズ戦。オ軍は現時点で元中日の左腕チェンが3~4番手だけに、投げ合う可能性もある。楽天時代はオープン戦でしか投げ合ったことがなく、実現すれば米国の地で初のガチンコ対決となる。

 そして3度目の先発となる13日(同14日)には、ヤ軍の宿命のライバルであり、上原、田沢らがフル回転して昨季ワールドシリーズを制したレッドソックスと対峙(たいじ)する。上原は、これまで田中について「チームメートになれたらいい」とエール。一方で、自身は海外FA権を行使してルーキーイヤーの09年は34歳だっただけに「ポスティングで来る選手は全員がライバル」と話していた。日米が大注目する田中の1年目は、開幕から目が離せないカードが続く。

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