第2捕手でも“人気者”中日・小田 超異例出版サイン会

[ 2013年12月16日 05:30 ]

初の著書の出版記念サイン会を行った中日・小田

 「第2捕手本」書いたけど、正捕手奪います。中日の小田幸平捕手(36)が15日、名古屋市内で自身初の著書「ODA52」の発売記念サイン会を実施。プロ16年間で一度もレギュラーを獲っていない選手が、現役中に本を出版するのは超異例ながら、約300人が長蛇の列をつくる人気者ぶりで、来季こそ念願のレギュラー獲りを果たすことを宣言した。

 「2番手で終わるつもりはない。(谷繁兼任)監督が現役のうちに奪いたい。来年は谷繁さんをお休みさせて、僕が出るように頑張ります」

 サブタイトルは「15年以上、プロで生き残った2番手捕手の竜儀」。ベンチには必要だが、試合にはほとんど出られない特殊な立場で、厳しいプロの世界を生き抜いてきたすべを、得意の笑いをふんだんに織り込みながら書きつづっている。

 「書いたのは、僕みたいな選手でも第2捕手としてここまでやれたということ。それで誰かを勇気づけられたらいい。でも、2番手でいいと思ったことは一度もない」

 正捕手が監督兼任となる来季は大チャンス。お立ち台の決めセリフ「やりましたーっ!」を連発できる年にしたい。

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2013年12月16日のニュース