俊介 メジャー昇格へOP戦4試合 マイナー契約に付帯条項

[ 2013年12月16日 05:30 ]

レッドソックスとマイナー契約を結び帰国した渡辺は「この年齢でまた挑戦できることにワクワクしている」

 ロッテを自由契約となり、米球界挑戦を表明していた渡辺俊介投手(37)が15日、成田空港着の航空機で米国から帰国し、レッドソックスとマイナー契約を結んだことを明らかにした。

 「世界一になった球団。光栄だし、本当にうれしく思います」

 来春のメジャーキャンプに参加できる招待選手ではなく、3月のマイナーキャンプからスタート。それでもメジャーのオープン戦に4試合登板できる付帯条項を得た。「とにかく結果を出し続けて、アピールして(メジャーに)呼んでもらうしかない。これから戦って勝ち取っていく」。今季ワールドチャンピオンとなったレ軍は上原や田沢ら救援陣の活躍が光った。世界一連覇へ、来季はさらに強化する方針で日本のサブマリンに興味を示した。日本通算87勝の実績に加え、2度のWBC出場を評価。メジャー昇格時の年俸も設定されたことが戦力として期待している表れだった。地上5センチ。渡辺も世界一低いといわれるリリースポイントから投げる独特のフォームを生かすつもりで「メード・イン・ジャパンの、日本製潜水艦の性能の良さをアピールできたら」と表現した。

 現地では本拠のフェンウェイ・パークのロッカールームで契約書にサインした。車で約1時間の距離にある傘下3Aポータケットの施設にも足を運んだ。37歳のオールドルーキーは「年齢のことは自分では忘れていたくらい。施設もスタッフの方々も全てが素晴らしくてワクワクしてます」と胸をときめかせた。1月は沖縄・石垣島で自主トレし、2月にキャンプ地入りする予定。サブマリンは性能の高さを見せつけ、マイナーからメジャーに浮上する。

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