久保DeNA流出 阪神・高野本部長「内心では苦しいかなと」

[ 2013年12月2日 17:26 ]

 阪神から国内フリーエージェント(FA)宣言した久保康友投手(33)がDeNAと入団合意したことを受け、阪神・高野栄一球団本部長(50)は「内心では(FA宣言して)手を挙げた時点で苦しいかなと思っていた」とコメントした。

 久保は今季、メジャー移籍した藤川(カブス)の穴を埋める存在としてクローザーに転向。しかし、不調が続き5月末に2軍降格。その後、再びストッパーの役割を担うことはなかったが、中継ぎとして44試合で3勝4敗6セーブ、防御率2・85の成績を残した。

 先発だった昨季より貢献度は低かったが、これはチーム事情によるもの。来季は先発の柱の1人として期待しており、残留を要請していたが、同一リーグに流出する結果に。高野本部長は「巻き返しを図って模索したつもりだったが、非常に残念」としつつ、「ロッテから来て活躍してくれたことに敬意を表したい」と感謝していた。

 和田豊監督は「決まった以上は、きついと言っていてもしょうがない。個人的には頑張ってほしいし、われわれは抜けたところをどう埋めるのか考えないといけない」と話した。

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2013年12月2日のニュース