駿太トークショー300人…同時刻「BIGBANG」ライブは3万超

[ 2013年12月2日 05:30 ]

バントをする駿太

 オリックスの駿太外野手(20)が、想定外の“屈辱”に発奮した。1日は京セラドーム内のグッズショップで「サイン会&トークショー」に参加したが、同時刻にドーム内では韓国人気アイドルグループ「BIGBANG」がコンサート中。観客動員数では300人VS3万3000人という圧倒的大差で敗れた。

 トークショーには「BIGBANGじゃなくてよかったですか?」と苦笑いで登場。もちろん会場は駿太ファンで盛り上がったが、ドーム内はさらに盛り上がっていた。漏れ聞こえる歌声…。「来年はぼくらの野球で、ドームに集まってもらいたい。正直(観客が)少ないと、ベンチから出るときに『あれっ?』みたいな感じなんです」と悔しさを打ち明けた。

 今季、京セラドームの最多動員数は、6月2日の広島戦で3万4359人。ただ、平均は1万9904人で物足りない。BIGBANG超えにはかなりの奮起が必要だが、目標の「2番」奪取を宣言し「バントは秋のキャンプでうまくなったので、見に来てください」と訴えた。今季はソフトバンクの今宮が62犠打のリーグ新記録を打ち立てたが、「2番に固定されれば、62は目指す数字」と高い目標を掲げた。

 最後に「実はファン」というBIGBANGのコンサート見学を試みた駿太だったが、チケットなしでは入場できず、肩を落として帰宅。「お客さんを呼べるような魅力的な選手になりたい」と、本拠地を占拠された屈辱を原動力に変えていた。

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2013年12月2日のニュース