巨人 緊急事態で逆転負け 原監督 責任は打線?「3点しか取れなかった」

[ 2013年7月6日 22:33 ]

<巨・D>9回1死満塁、西村からマシソンに投手が交代。同時に守備位置を変更する原監督

セ・リーグ 巨人3―4DeNA

(7月6日 東京D)
 9回裏1死一、二塁で、長打が出ればサヨナラの場面をつくった巨人。しかし、坂本の力のない打球が二塁へ転がり、併殺打で試合終了。よもやの逆転負けを喫した巨人・原監督は、一瞬顔をしかめてベンチを後にした。

 9回表1死一、二塁で守護神・西村が代打・中村に投じた初球は、頭部を直撃する死球。危険球退場となって、マシソンが急きょマウンドに上がる緊急事態となった。5月14日のロッテ戦以来、14試合連続無失点記録と完璧に抑えてきた助っ人右腕だが、ブルペンである程度準備をしていたとはいえ、気持ちの準備はどうだったのか…。

 荒波に2ボール1ストライクとカウントが不利になり、ストライクを取りにいった4球目が内角やや真ん中寄りに甘く入った。前進守備だったこともあり、一塁線を破られると2者が生還。8回の1点で勝利をほぼ確信した巨人ファンから大きなため息が漏れた。

 「ウチの抑えがああいうことになって、よく2点で抑えた」と非常事態での逆転負けに、選手を責めなかった原監督。むしろ、「打線が3点しか取れなかったということ」と、前日5日に先発全員の19安打で5本塁打12点をたたき出した打線が7安打に終わったことを敗因の一つとして挙げた。

 

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2013年7月6日のニュース