榎田79日ぶり“復活星” 阪神貯金10 5年ぶり2桁ターン

[ 2013年7月6日 17:03 ]

<広・神>力投する榎田

セ・リーグ 阪神3-2広島

(7月6日 マツダ)
 阪神・榎田が6月5日の西武戦(倉敷)以来1カ月ぶりのマウンドに上がり、6回無失点8奪三振の好投で4月18日の巨人戦(東京D)以来8試合ぶり、79日ぶりの今季3勝目を挙げた。

 チームは貯金10。この日がシーズン折り返しの72試合目。貯金9だった2010年以来3年ぶりの貯金ターン。2桁貯金ターンとなると、貯金25だった08年以来5年ぶりとなる。

 榎田は6月27日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発。左肘に違和感を訴えて1回だけで降板していただけに心配されたが、序盤からテンポよく投げ込んだ。5回まで61球、被安打1。毎回奪三振の6K。適度の荒れ球が効いた。

 打線は大竹の球威のある球の前に、6回まで3安打に抑えられていたが、7回、2つの四球と藤井彰の左前打で2死満塁。ここで榎田に代打・西岡。3ボール1ストライクからの5球目、真ん中高めに浮いたチェンジアップを選び、押し出し四球で先制した。

 なお2死満塁。坂が外角低めのストレートをはじき返し、ショートの頭をライナーで越える左前打。2者が生還し、3―0とした。坂は「ツヨシ(西岡選手)さんがつないでくれて、自分の前で点が入っていたので少し気持ちに余裕を持って打席に立つことができました。エノキ(榎田投手)も頑張っていたし、どんな形でもランナーを還そうと思っていました。打ててよかったです」とコメントした。

 広島は先発・大竹が7回、四球から崩れた。3点を先制された直後の7回、2点を返し、なお1死一塁。左前2点適時打の一走・堂林がけん制死。反撃ムードがしぼんだ。チームは3連敗。

続きを表示

この記事のフォト

2013年7月6日のニュース