アニマルさん 勝利の儀式は頭突き 藤田氏「3日間くらい鼻が痛かった」

[ 2013年5月1日 06:00 ]

捕手の藤田(左)に頭突きを食らわすアニマルさん
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元阪急のアニマルさん死去

 アニマルさんの女房役を務めた藤田浩雅氏(現巨人ファンサービス部課長)が、殴られた思い出を懐かしんだ。

 「グラブで殴られマスクが外れたところに頭突きをされ、3日間くらい鼻が痛かった。その時の鼻が曲がった瞬間の写真は今も持っています」と振り返った。

 マウンドでの手荒いパンチを受け続けた藤田氏だが、実は気弱な素顔を隠し持っていることも知っており、「普段は明るくとても殴りかかるような人物ではなく、あくまで抑えた時のパフォーマンス」と理解していた。それでも、オフの契約更改交渉時に40%アップの年俸1150万円の提示に「殴打査定」を要求し、保留。2度目の交渉で100万円の上積みを勝ち取ったこともあった。

 アニマルさんが引退後、沖縄で食事をしたことも思い出の一つ。その後も食事の誘いを受けたが、「2回電話をもらったのに飲みに行けなかったのがとても残念」と、再会を果たせなかったことを悔やんでいた。

 ▼上田利治氏(評論家、元阪急監督)異色の選手で、ひと言で言えば愛すべき男。表の表情よりもうんと気が弱い子で、登板が近づくと震えていた。首脳陣としては全幅の信頼は置けなかったが、力があればもっと人気も出ていたと思う。

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2013年5月1日のニュース