遠軽 往復約7時間かけハム室内練習場へ エースは3カ月ぶりマウンドに笑み

[ 2013年2月7日 07:04 ]

熱のこもった投球を見せる遠軽のエース前田

 第85回選抜高校野球大会(3月22日から13日間、甲子園)に21世紀枠で出場する遠軽野球部が6日、札幌市の日本ハム室内練習場で約6時間の練習を行った。

 学校側の計らいで特別欠席扱いとなった部員29人は早朝6時に遠軽町を出発。バスで往復約7時間の日帰り強行軍だったがノック、挟殺プレーなど積雪がある同校グラウンドではできない練習をこなした。マウンドからの投球は約3カ月ぶりのエース前田知輝(2年)は60球を投げ込むと「今までは平地でスパイクも履かないで投げていたのでうれしかった」と笑みが絶えなかった。

 この日、同校OBでもある日本を代表するアニメーターの安彦良和氏(65)からイラスト入りの応援メッセージが届き、第1回遠軽町議会(臨時会)では甲子園出場にかかる補助金(社会体育振興補助金)1000万円の補正予算が議決された。7日には同町で後援会も正式に発足。春夏通じて初の甲子園へ「遠軽」が盛り上がってきた。

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