中島 ア軍若手を質問攻め 言葉の壁「ストレスない」

[ 2013年2月3日 06:00 ]

キャンプ地で自主トレーニングを始めたアスレチックス・中島

 西武からアスレチックスに移籍した中島裕之内野手(30)が1日(日本時間2日)、キャンプ地のアリゾナ州フェニックスで自主トレをスタート。早くも同僚選手と積極的に交流した。

 「米国に来て初めて動いたが、ボチボチという感じ。アリゾナは落ち着いて練習できそう」。日本と同じ「2・1」の現地始動。ア軍の練習施設で約2時間、若手選手に交じってティー打撃やノックなどに励んだ。

 中島らしさが発揮されたのがノックの時だ。他の内野手に併殺時の動きを質問攻め。同じ遊撃を守る米国人内野手パリーノは「簡単な練習の中でも何かを吸収しようとする姿勢は見習いたい」と目を丸くした。西武時代も片言の英語、スペイン語を交えて外国人選手と交流。3カ国語を操る「トリリンガル」だ。オフに同僚を訪ねてベネズエラやプエルトリコに旅行。会話について「ストレスはない」と言い切る。

 この日のフェニックスは快晴で気温も約20度。汗だくになり「暑い」「日に焼ける」などと驚きながらも笑顔は絶えなかった。「いろいろな選手にも早く会いたい」。チームの全体練習が始まるのは17日(同18日)だが、あっという間にチームに溶け込みそうだ。

 ▽中島の昨年2月1日 西武の南郷キャンプ初日で、中村とのキャッチボールに始まりランニングやマシン打撃などを行った。1月初めにポスティング・システム(入札制度)によるヤンキース移籍交渉が破談。「(気持ちに)どうこうはない。またシーズンに向けてみんなで一からここでやろう、という感じ」と明るく話した。

続きを表示

2013年2月3日のニュース