東大OB大歓迎 中日・井手編成担当「全て吸収してもらいたい」

[ 2013年1月28日 06:00 ]

桑田氏 東大で特別コーチ

 東大野球部のOBも、桑田氏の特別コーチ就任を大歓迎している。東大時代は投手としてリーグ戦で4勝をマークした中日・井手峻編成担当(68)は「皆さんと同じように期待しています。投手力は大事ですから」と話した。

 自身は66年のドラフトで中日入りも、70年に野手へ転向。プロでは投手として大成できず、学生時代の指導者の重要性を痛感している。桑田氏は打撃力、守備力でも卓越した才能を誇る。そのことを認識した上で「彼は天才野球少年。(投球だけでなく)全てを出して(選手は)全て吸収してもらいたい」と期待を寄せている。

 また、東大時代に通算8勝を挙げた日本ハム・遠藤良平ベースボールオペレーションディレクター(36)は「現役部員にとっては、とても大きな刺激になる。いろいろと吸収してほしい。とてもありがたい」と感謝していた。

 ≪大越キャスター取材≫NHKでキャスターを務めるOBの大越健介氏(51)も取材のためにグラウンドを訪れた。リーグ戦で通算8勝をマークしたサブマリンは、昨年3月にリニューアルされた人工芝のグラウンドなど、設備面での変化に驚いた様子。練習の合間には桑田氏から「素晴らしいグラウンドですね」と声を掛けられ、笑顔を見せた。

 ▼ソフトバンク小林至海外兼中長期戦略部担当部長(リーグ戦通算0勝12敗)谷沢さんから始まって今久留主さん、今回の桑田さん。卓越した技術を持った人から教わることは後輩にとっては大いに刺激になる。願わくば私が学生の頃にも教えてもらいたかった。

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2013年1月28日のニュース