桑田氏恩師の中村監督 独自の指導法に期待「高校、プロの監督できる」

[ 2013年1月28日 06:00 ]

桑田氏のPL学園時代の恩師、名古屋商大の中村順司監督

桑田氏 東大で特別コーチ

 PL学園時代の恩師で名古屋商大の中村順司監督(66)は、桑田氏が東大で特別コーチを務めたことに目を細めた。「東大の子たちは喜んだでしょうね。彼はメジャーまで経験した選手。いろんな経験を伝えることができたはずです」と話した。

 桑田氏の指導は高校時代に中村監督から学んだ野球理論がその礎となっている。だが中村監督は桑田氏ならではの指導法に期待を寄せた。

 「野球の基本はキャッチボール。桑田はキャッチボールが上手だから言葉のキャッチボールもできる。優しく、どうすれば故障しない体をつくれるか、体の使い方とかね。相手の気持ちを考えることができるんですよ」。1メートル74、80キロとプロとしては小柄ながら、練習量と自己管理能力などでプロの世界を生き抜いてきた。だからこそ桑田氏独特の指導法があるはず、と見ている。

 桑田氏は将来的に母校の監督に就任することも視野に入れている。中村監督は「高校の監督もできるし、プロ野球の監督もできる。メジャーだってできますよ」と教え子の無限の可能性を口にしていた。

続きを表示

2013年1月28日のニュース