菅野 エース見て勉強「さすが」キャンプ初日のブルペン入り示唆

[ 2013年1月28日 06:00 ]

エース道はエースから!!内海(左)のブルペン投球に熱視線を送る菅野

 巨人のドラフト1位・菅野(東海大)の足が自然とブルペンに向いた。その先にはエースの内海がいる。最初は横から。すぐに移動して、その後は捕手の後ろに設置されたネット裏でエースの投げっぷりを見入った。力のこもった36球にルーキーは感嘆の声を上げた。

 「一線級で活躍されている方なので。ボールの質や、球の出どころが見えにくかった。さすがだなと思いました」

 開幕ローテーション入りを目指す菅野にとって、2年連続最多勝の内海は「生きた教材」だ。キャッチボールは隣で行い、体幹などの補強メニューに取り組む姿もチェック。「巨人を背負って立つ自覚だったり、僕には想像できない。間近で見て勉強になります」と強烈な刺激を受けた。

 27日から宮崎で始まった合同自主トレ。菅野にとっては1軍メンバーとの初練習だった。初日はウオーミングアップにノック、キャッチボールなど軽めに終えたが、その分、時間を割いてエースに熱視線を送った。「オーラがあります」。将来のエース候補はエースを見て学んでいく。

 宮崎入りした前夜には韓国料理店で、内海の音頭で菅野の歓迎会を兼ねて投手会が開かれた。酒を酌み交わし親交を深めた菅野について、内海も「礼儀にたけているなと思った。先輩の飲み物がなくなったらすぐについでいた」と感心する。

 新人合同自主トレで行わなかったブルペン投球について菅野は「今の調整でいけば、なんとか2月1日にはブルペンに入れると思います」と春季キャンプ初日を示唆した。「(チームに)溶け込めばキャンプに入ってからもいい練習ができると思います」。菅野は一歩ずつ階段を上がっていく。

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