FA権行使せず4年16億円!内海「生涯巨人」宣言

[ 2012年12月26日 06:00 ]

サンタに変装し、鼻にケーキのクリームを付け満足そうな表情の内海

 阿部の侍、杉内のスギちゃんに続いて、巨人・内海はサンタクロースに扮した。そして堂々の「生涯巨人」を宣言した。

 「生涯、巨人でやりたいと思っていたのでうれしい。僕自身、巨人ファン。4年契約をさせていただき大満足です」

 都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億8000万円増の年俸4億円の4年契約でサインした。年俸4億円は生え抜き投手では08年の上原(レッドソックス)と並ぶ最高額だ。今季取得した国内FA権を行使せずに、総額16億円の大型契約を結んだ左腕は満面の笑みを浮かべた。

 もちろん、責任感も伴う。今季は15勝(6敗)を挙げ、2年連続最多勝を獲得してチームを3年ぶりの日本一に導いた。来季に向けても「3年連続で(最多勝を)獲れるだけの準備をしたい」と言い切った。

 来年3月にはWBCが控える。この日も契約更改交渉前に、川崎市のジャイアンツ球場でキャッチボールやランニングで体を動かした。「前回(09年の)大会の経験もあるので。100%の力を出したい」。16億円の男の使命は日本一にとどまらず、世界一だ。

 ≪内海、年俸4億円は球界3位タイ≫内海(巨)が4年16億円、年俸4億円で更改。来季年俸では同僚の阿部、杉内に次ぎ、田中(楽)と並ぶ金額。球界の高年俸上位を1球団がほぼ独占するのは、近年では01年に巨人で松井が5億円、清原と工藤が3億円だった例がある(近鉄・中村も3億円)。

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2012年12月26日のニュース