1週間前の中村GMの一言…福留 阪神入り決断の決め手とは

[ 2012年12月25日 07:58 ]

 ヤンキース傘下3Aスクラントンを自由契約となっていた福留孝介外野手(35)の阪神入りが24日、決定的となった。福留サイドが阪神入りの意向を固めた。2年契約で、3年目は球団側が選択権を持つ。出来高を含めた総額は3年で最大6億円とみられる。

 かねて阪神サイドの優勢が伝えられてきたが、1週間前の17日には中村GMが「インセンティブ(出来高)の見直しを全くしないわけではない」と話し、出来高のハードルを緩和したもよう。これが決め手となり、DeNAとの争奪戦を制した。

 来季、福留は右翼で起用される見込みで、今季限りで現役を引退した金本が守っていた左翼には、今季右翼を務めたマートンが回る予定。福留は、6月末まで所属したホワイトソックスではチーム事情と故障(右脇腹痛)により、出場わずか24試合で打率・171、0本塁打、4打点に終わった。だが、現在は故障も完治。強肩を生かした守備はメジャーでも高い評価を受けており、広い甲子園でも攻守両面で観客を沸かせそうだ。

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2012年12月25日のニュース