栗山監督 斎藤佑に“孤独トレ”厳命「それくらい危機感は感じている」

[ 2012年11月10日 07:05 ]

国頭村の秋季キャンプでキャッチボールをする日本ハム・斎藤

 沖縄での秋季キャンプに足を運んだ日本ハム・栗山監督から、2年目を5勝8敗で終えた斎藤に早くも厳しい指令が飛んだ。

 「知り合いに一人も会わないようなオフを過ごしてほしい」。命じたのは「孤独トレ」。野球に集中できる環境でトレーニングに励み、野球漬けとなることを求めた。

 今季、斎藤を開幕投手に指名した栗山監督にとって、2年目の成績は到底満足できるものではなかった。最後に勝ち星を挙げたのは、6月6日の広島戦(札幌ドーム)で、その後は不調により、7月31日に2軍落ちを経験。9月29日に1軍に昇格したが、日本シリーズでも中継ぎで1試合(2回を2失点)に登板しただけだった。

 指揮官の言葉は続く。「一流選手には“あの時期は退路を断って、野球しかやらなかったな”という時期がある。そうでないと、本当に覚悟しているとは言えない」。そして来季について「斎藤にとっては、物凄く大事な年になるでしょう」と位置付けた。

 もちろん、斎藤自身も自覚している。「(オフが)大事な時期になると思います。それくらい危機感は感じています」。真価の問われる3年目へ、オフモードは封印する。

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