アスレチックス 「正遊撃手」中島を獲得へ調査

[ 2012年11月10日 06:00 ]

アスレチックスが正遊撃手として獲得へ向けて調査する中島

 アスレチックスが、今オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す西武・中島裕之内野手(30)に対し、正遊撃手として獲得に向けた調査を進めていることが8日(日本時間9日)、分かった。

 GM会議に訪れたア軍のデービッド・フォーストGM補佐が、中島に対して攻守で高い評価を与えた。ダイヤモンドバックスは6日に正三塁手候補として中島の名前を挙げたが、ア軍はあくまで遊撃手として見ている。

 「打撃が素晴らしい。日本で“飛ばない球”をしっかり捉え、いい成績を残している。守備も(他球団は)過去の例から日本の遊撃手に疑問符を付けるが、人によって違う。私たちは中島を遊撃手として考えている」

 同補佐との対面こそなかったが、この日は中島のグレグ・ゲンスキー代理人も会場を訪れた。同代理人は「内野の3ポジションを守れることが彼の価値を高めると考えている」と複数年契約を目指す方針。中島本人は出場機会を重視し、守備位置にはこだわらないとみられる。とはいえ、西武で三塁での出場はわずか25試合。また、強打者の多い三塁手よりも遊撃手にFA市場でライバルが少ないことも大きい。

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2012年11月10日のニュース