青木 PO進出残った!球団タイ9月18長打で奇跡起こす

[ 2012年10月1日 06:00 ]

<ブルワーズ・アストロズ>4回、左翼線二塁打を放つブルワーズ・青木

ナ・リーグ ブルワーズ9―5アストロズ

(9月29日 ミルウォーキー)
 執念が打球に乗り移った。2点を先制した2回2死二、三塁。ブルワーズ・青木はカーブにタイミングを崩されたが、右足が着地してから一呼吸スイングを我慢した。打球は、中前にポトリと落ちる2点適時打となった。

 「詰まったけど、いい場面で安打が出た。あまり調子が良くないので、積極的にいこうと。とにかく振らないことには安打は生まれない」

 2試合連続無安打。チームも負ければプレーオフ進出が消滅する崖っ縁の一戦だった。今季50打点目。「打点にこだわりはないが、その局面でいい打撃ができればいい」と自然体で節目の数字に到達した。さらに、4回は左翼線二塁打、8回は右前打で今季8度目の3安打。9月の18長打は両リーグトップで、75年にジョージ・スコット、07年にコリー・ハートがマークした9月の球団長打数記録にも肩を並べた。

 残り4試合全勝しなければ、プレーオフ進出の可能性はない。最近の4敗は、青木自身も全て無安打だった。奇跡を起こすために何をすべきか、十分自覚している。

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2012年10月1日のニュース