引退表明の小久保“真骨頂”6連勝打 第10回ジョージア魂賞

[ 2012年10月1日 06:00 ]

表彰式で記念撮影に納まる(左から)コカ・コーラウエスト株式会社・池田常務執行役員九州営業本部長、ソフトバンク・小久保、ジョージア魂賞選考委員・山田氏

 チームのために最も貢献した魂あふれるプレーに贈られる「第10回・ジョージア魂賞」の表彰式が30日、ヤフードームで行われた。受賞者はソフトバンク・小久保裕紀内野手(40)。選考委員の山田久志氏から記念の盾が手渡され、コカ・コーラウエスト株式会社・池田恒夫常務執行役員九州営業本部長から副賞のジョージア製品1年分(12ケース)と賞金30万円が贈られた。

 受賞対象プレーは8月21日の西武戦(西武ドーム)での先制適時打。同14日に今季限りでの引退表明後、初めてスタメン出場した試合だった。7回2死まで無安打に抑えられていた岸を一、二塁と攻め、外角スライダーをしぶとく左前へと運んだ。「あんな場面で結果を出したい、と19年間やってきた」とチームを6連勝に導いた小久保。今年6月に2000安打を達成したベテランが勝負強さを発揮した。残る現役生活はわずかだが「しびれる場面で打席に立てる喜びを感じながらやりたい」と魂のプレーで完全燃焼すると誓った。

続きを表示

2012年10月1日のニュース