石井琢 最後の最後は8日に横浜で「悔しい思いとカープの優勝は後輩たちに」

[ 2012年10月1日 09:10 ]

<広・神>引退セレモニーで胴上げされる広島・石井琢

セ・リーグ 広島1-2阪神

(9月30日 マツダ)
 昨年6月1日の楽天戦(Kスタ宮城)以来、487日ぶりの「1番・遊撃」で先発出場した広島の石井琢。実戦は、代打出場した7月3日の阪神戦(松山)以来となったが、初回にいきなり得意の流し打ちで左前打を放ち、2度の守備機会も軽快にこなした。

 88年にドラフト外で大洋(現DeNA)に投手として入団。1年目にプロ初勝利を挙げたが、3年で投手を諦めて打者に転向した。

 08年オフには引退勧告を受けながら、現役にこだわって広島に移籍した。そんな「終わりなき旅」は、8日のDeNA戦(横浜)で終幕を迎える。

 CS進出という願いはかなわなかったが「この悔しい思いとカープの優勝は後輩たちに託したい」と話し、広島ファンに別れを告げた。

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