ヤクルト4年目左腕の八木がプロ初勝利「夢か現実か…」

[ 2012年10月1日 20:59 ]

7回無失点でプロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にするヤクルト・八木。右は小川監督

セ・リーグ ヤクルト5-0巨人

(10月1日 神宮)
 「正直夢みたいな感じで、現実か曖昧ですけど、めちゃめちゃうれしいです」。プロ3度目の登板となった巨人戦でプロ初勝利を挙げたヤクルトの八木は、夢心地でお立ち台に登った。

 右打者のインコースを突くクロスファイアとタイミングを外すカーブ、チェンジアップが冴え、7回を投げて被安打は5本。2回から5回まで毎回得点圏に走者を背負ったが、適度な荒れ球が功を奏し、的を絞らせなかった。

 最大のピンチは勝ち投手の権利がかかった5回。四球と安打で無死一、二塁とされたが、坂本、阿部、村田のクリーンアップを3人全員フライに打ち取りピンチを脱した。「優勝チームですし、格上とわかっていたので4年目らしく、若く力いっぱいぶつかっていこうと思いました」。CSへ向け貴重な新戦力となった若武者は初々しく胸を張った。

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