2発のオーティズ メモリアル弾に「プレゼントは?」

[ 2012年8月13日 06:00 ]

<西・日>ファンの声援に応える秋山(左)と西武・オーティズ(右)

パ・リーグ 西武7-4日本ハム

(8月12日 西武D)
 西武ドームで今季初のお立ち台。第一声は日本語で喜びを口にした。「カミサマアリガトウ。ホントニウレシイ」。日本でプレーして8年目。西武・オーティズは今季初の1試合2発に笑顔が絶えなかった。

 同点に追い付いた2回1死三塁で多田野から勝ち越しの2号左越え2ラン。2本目は8回に新人・森内からダメ押しの3号左越えソロだ。パ・リーグ通算4万5000号の記念弾に「プレゼントは?」とおどけた。

 シーズン途中の6月6日に入団したが、来日当初は体に切れがなく、打率・244、0本塁打の不振で7月上旬に2軍降格。それでも「苦しみながらやるより、下でやった方がいい」とプラスに捉えた。すると昇格後は25打数12安打、打率・480。この日の試合前は光山作戦兼バッテリーコーチと「1アーチ2打点」を約束した。おつりが出る2アーチ3打点に「日本で長いことやって球種とか経験で分かる部分がある」と胸を張った。

 左膝痛の中村がベンチを温める中、ヘルマン、カーターも打点を挙げ、外国人トリオで計5打点。首位・日本ハムに勝ち越して再び2・5差に接近した。

 ▼西武・渡辺監督 オーティズは日本も長いし力量は分かる。来た当初は体に切れがなかったが、今は自分のポイントで打てている。

 ▼西武・十亀(2番手で1回2/3を無失点で2勝目)みんな自分の持ち場が頭に入っている。準備ができているから結果が出ている。

 ≪パ1号は50年3月11日≫オーティズ(西)が日本ハム戦の8回に森内から今季3号を放ち、パ・リーグ通算本塁打が4万5000号に到達した。リーグ1号は、50年3月11日の西鉄戦で戸倉(毎日)が記録。前日までのリーグ通算本塁打が4万4997本で、この日の3本目が記念の一発になった。なお、セ通算は4万5393本塁打。

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2012年8月13日のニュース