田原 城之内以来50年ぶり新人2日連続勝利 

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<巨・ヤ>2日連続の2勝目を挙げた巨人・田原

セ・リーグ 巨人4-3ヤクルト

(8月11日 東京D)
  笑顔なき「2日連続白星」だった。1点リードの7回2死一塁で内海をリリーフした巨人2番手・田原。同点とされたものの直後に味方が勝ち越して手にした2勝目には、うなだれるばかりだった。

 「中継ぎとしては一番、ダメな勝ち方。自分のせいで内海さんの勝ちを消してしまった。一番うれしくない勝ち星です」。2死一塁から田中を警戒し過ぎて四球。続く畠山に同点の左翼線二塁打を浴びた。「走者を意識しすぎてしまった。ああいう場面で四球はいけない」。前日の阪神戦(東京ドーム)では8回に2番手で登板し8球で3者凡退に抑えプロ初勝利。巨人の新人で2日連続白星は62年の城之内以来50年ぶりだが、口をついたのは反省の言葉だけ。原監督は「彼ら(若い投手)はマウンドに上がることが足跡になっていくんだから」とさらなる奮起に期待した。

 ▼巨人・内海(6回2/3を9安打3失点で勝ち負け付かず)悔しいです。また次頑張ります。

 ≪2日連続勝利投手は越智以来≫前日(9日)にプロ初勝利を挙げたばかりのルーキー田原(巨)が救援で2勝目。巨人の2日連続勝利投手は11年5月17、18日楽天戦の越智以来。新人では62年5月29、30日中日戦で城之内がマークして以来50年ぶりになる。この日は巨人の7安打に対しヤクルトは10安打。今季の巨人は2桁被安打試合に11勝7敗5分け(勝率・611)。交流戦終了後はこうしたケースで9勝1敗4分けとしぶとく勝ちを拾っている。

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2012年8月11日のニュース