ひた向きに、たくましく 全国高校野球選手権が開幕

[ 2012年8月8日 10:39 ]

 第94回全国高校野球選手権大会は8日午前9時から、兵庫県西宮市の甲子園球場で開会式を行った。前回大会優勝で史上7校目の2連覇を目指す日大三高(西東京)を先頭に、浦添商高(沖縄)から旭川工高(北北海道)まで出場校が南から北の順に入場行進した。

 酒田南高(山形)の下妻貴寛主将が選手宣誓を行い「私たちのひた向きなプレーが、あすへと懸命に生きる人々の希望となることを信じ」などと東日本大震災の被災地への思いを込めた上で「わき上がる入道雲のようにたくましく、吹き抜ける浜風のように爽やかに、正々堂々と全力でプレーすることを誓います」と力強く述べた。

 東日本大震災の被害が深刻だった東北3県から球児3人も招待。宮城農高の佐々木大地主将が開会式の入場行進の先導役を務めた。始球式では双葉高(福島)の猪狩駿投手が大槌高(岩手)の金野利也捕手に白球を投げ込んだ。

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2012年8月8日のニュース