楽天5点差追いついた!サヨナラならずも借金免れた

[ 2012年7月28日 06:00 ]

<楽・西>9回1死一、三塁、牧田の遊ゴロ併殺崩れ間に三走・藤田(左から2人目)が生還し、湧き上がる楽天ナイン

パ・リーグ 楽天7-7西武

(7月27日 Kスタ宮城)
 今季最多の2万892人の観衆が沸いた。楽天は9回に同点として、なお2死一塁から岡島が左越え二塁打。一塁走者の牧田がサヨナラの生還を狙って一気に本塁を狙うも本塁で憤死した。それでも最大5点差を追いついての引き分け。星野監督は「最後はホームを踏んでほしかったけど、つないでつないでよう追いついた」と計15安打で粘った打線を評価した。

 5点を追う6回に5連打などで4点を奪い1点差。土壇場の9回1死一、三塁では牧田の遊ゴロの間に1点をもぎ取り、ついに同点とした。負ければ今季初の4連敗で6月24日以来の借金1となる瀬戸際での奮起。田淵ヘッドコーチも「4連敗は後に響く。こういう試合をしたのは評価できるね」と目を細めた。

 この日からアイボリー地にストライプが入り、左袖に星のワッペンが貼られたユニホーム「イーグル・スター」を着用した。製作テーマは「星に願いを」。東日本大震災に見舞われた東北の復興、球団創設8年目で初のリーグ優勝など、多くの願いが込められている。4位ながら首位・ロッテとは4ゲーム差。Aクラス争いから脱落するわけにはいかない。

 ▼楽天・釜田(5回4失点で試合をつくれず)追い込むまでは良かったけど、そこからいい球が投げられなかった。

 ▼楽天・岩村(楽天移籍2年目で初の猛打賞)内野安打が2本あるけど、そういうヒットも大事。調子は良くなっている。

 ▼楽天・牧田(9回の本塁憤死について)何とかセーフになりたかったけど、うまくブロックされた。悔しいです。

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2012年7月28日のニュース