小池　代打逆転３ラン！虎のしっぽ見えてきた

＜神・Ｄ＞６回２死一、二塁、３ランを放った小池（左）をバンザイで迎えるＤｅＮＡ・中畑監督

セ・リーグ ＤｅＮＡ５－１阪神

（7月27日 甲子園）
　蒸し暑い夜はコレに限る。スカッと爽やか逆転ホームラン。１点を追う６回２死一、二塁。黒羽根の代打に指名されたのはＤｅＮＡ・小池だった。「最低でも同点」と肝に銘じて打席に入り、初球ボールのあと迎えた２球目。甘いスライダーを完璧に捉えた。

　「手応えありました。浜風が吹いているのでレフトには入ると…」

　左翼席へ飛び込む３号逆転３ラン。松坂（現レッドソックス）とともに春夏連覇した１９９８年の甲子園では夏３回戦の星稜戦でバックスクリーンに先頭打者アーチをかけているが、思い出の一発に負けない快感だ。

　「いい場面で使ってくれた監督に感謝したい」というヒーローに「ありがとうございました」と頭を下げたのは中畑監督の方だ。「見事なホームラン。あれでベンチが一気に活気づいた」。後半戦初勝利で阪神とは５ゲーム差。そろそろ虎のしっぽが…。

　▼ＤｅＮＡ・高崎（８回を９安打ながら１失点で４勝目）要所を締められたのがよかったですね。制球はよくなかったけど、３回を最少失点でしのげたのが大きかった。

　▼ＤｅＮＡ・金城（３６歳の誕生日に５番でスタメン出場し２安打）チームが勝ったのが何よりです。