栗山3安打4打点!始まりは四球 摂津攻略の糸口に

[ 2012年7月5日 06:00 ]

<ソ・西>9回無死一塁、右越えに本塁打を放った西武・栗山はナインの出迎えを受ける

パ・リーグ 西武7-2ソフトバンク

(7月4日 ヤフーD)
 主将のバットが上昇気流に乗ってきた。西武・栗山が3安打4打点。「状態は上向いてきた。最初の打席でうまく四球を取れて、後の打席にもつながった」と声を弾ませた。

 初回。摂津の得意球シンカーを見極めて四球を選び、先制点につなげた。5回に右越え二塁打、6回にも2死一、二塁から右中間フェンス直撃の二塁打だ。とどめは9回。ダメ押しの1号2ランを右翼席に叩き込んだ。

 今季6度の猛打賞。しかし左足に強い張りが出て、6月上旬に不振に陥った。それでも「太く短いプロの世界で、いかに多く試合に出るか。そこはとても大事」。決して休むことなく、連続試合フルイニング出場はパ・リーグ歴代2位の342試合(日本ハム・小笠原=現巨人)を超え、356試合まで伸ばしている。6月25日のオリックス戦(西武ドーム)から9試合連続安打。「(相手)バッテリーと自信を持って勝負できるようになってきた」。復調した頼れる主将がチームをけん引している。

 これで単独4位に浮上。渡辺監督は「理想的な感じで点が取れた。摂津君によく(球数を)あれだけ投げさせた」と、相手エースをKOしての勝利に納得の表情だった。

 ▼西武・野上(地元・福岡で6回2失点。今季2勝目)地元で、しかも稲尾さんの背番号24で先発。仕事はできたと思うのでホッとしている。

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2012年7月5日のニュース