村田 “ハマ一筋”の三浦に完敗「やられました」

[ 2012年7月5日 06:00 ]

<D・巨>2回無死、巨人・村田は三浦の前に空振りの三振に倒れる

セ・リーグ 巨人3-4DeNA

(7月4日 横浜)
 巨人・村田は完全に脱帽するしかなかった。9年間同じユニホームを着て戦ってきたDeNA三浦との初対決は、3打数無安打の完敗に終わった。試合後は先輩右腕を潔く称えた。

 「きょうはよかったですね。気合が入っていたし。やられました」

 真っ向勝負でねじ伏せられた。2回。カウント2ボール2ストライクから141キロの内角へのシュートで空振り三振。3回1死一、三塁では142キロの内角直球に差し込まれ一邪飛。5回も144キロの直球に力負けし、右飛に倒れた。「紅白戦でもほとんど対戦したことがない。簡単には勝たせませんよ」と、かつてともにチームをけん引してきた三浦との対戦を楽しみにしていたが、悔しい結果となった。

 原監督の1億円問題をめぐる一連の週刊誌報道以降、初めての原、中畑両指揮官の直接対決。2人の接触は開始直前のメンバー表交換での短いあいさつと握手だけだった。原監督は「非常に三浦にいいピッチングをされました。見習うべきところを教訓にしていかないといけない」とサバサバした表情。中日が敗れ首位はキープしたが、連勝は5で止まった。

 今季はDeNAに3勝2敗2分けと勝ち切れない。「抑えたことで、また巨人戦に投げてくると思う。次は打てるように気持ちを入れ直してやりたい」。村田は雪辱を胸に気持ちを切り替えた。

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2012年7月5日のニュース