強烈SMコンビ!坂本&村田で5安打5打点 日曜6連勝

[ 2012年6月4日 06:00 ]

<オ・巨>5回1死二塁、巨人・坂本は中前適時打を放つ

交流戦 巨人6-0オリックス

(6月3日 京セラD)
 SMコンビで圧勝だ!巨人は3日、オリックス戦で坂本勇人内野手(23)が3安打2打点の活躍を見せれば、村田修一内野手(31)も2安打3打点。3、4番のコンビで計5安打5打点を稼いで大勝に導いた。チームも日曜日は6連勝で、同曜日の8勝2敗は12球団トップ。大勢のファンの前で白星を積み重ね、貯金を今季最多タイの8に戻した。坂本、村田の女王様、ならぬ最強SMコンビ。これで首位・中日にも再び1・5ゲーム差だ。

 「S」が打てば「M」も続く。そして2人は「AB」型だ。敵地を埋めた浪速のG党に、ビューティフルサンデーを届けた。3番・坂本、4番・村田のSMコンビ。快音を連ねたのは3回だ。

 「最初の打席で凡退していたので何とかしたかった」と坂本。村田も「ずっと得点圏で打てていなかった。バットを指1本分短く持っていった」。1死二塁で、得点圏で6打席連続で凡退していた坂本が先制の右中間二塁打。そして、得点圏8打席凡退中だった村田が中前適時打で続いた。5回1死二塁でも坂本が左前打を放てば、とどめは7回。村田が2死一、二塁から左越え2点二塁打でダメを押した。

 三遊間も組む右投げ右打ちの2人だが、意外な共通点がある。実はそろって生まれつき左利きで、血液型はAB。天才肌が多いというAB型は人口の10%とされ、左利きも10%前後だ。AB型&左利きは単純計算で1%前後という希有(けう)な存在。巨乳グラビアタレントの小池栄子、佐藤江梨子もそうだが、村田は「天才か、逆かどっちかですからね。いい方に出るよう頑張る」と冗談交じりに笑った。

 左利き、といえば「私の彼」だが、今や右で打つ2人は打線での存在感も貴重そのもの。「同じ右打ちの勇人を直前に見られるのは大きい。攻め方や球筋とか」と、主砲は相乗効果を口にする。坂本は内角、村田は外角を得意としており、時には助言を送って互いの姿を教材にする。2人が3、4番に並んだ5月1日以降、チームは17勝5敗3分け。連敗は4月22日に5連敗を喫して以来、1カ月半近くない。

 日曜日は6連勝で今季8勝2敗。曜日別で最高勝率を誇る。最もファンが集まる日に、ビューティフルな白星を届けた坂本&村田。どこか神秘的な2人が、交流戦初Vへチームをけん引する。

 ◆AB型&左利き 日本人の約10%がAB型(A型=約40%、O型=30%、B型=20%)で、一般的な特性として冷静沈着で天才肌が多いとされる。一方で感情の変動が激しく、複雑な性格とも指摘される。また手、足、目など左右対称で体についているものにおいて左側をよく使う場合を左利きと呼び、この割合も約10%といわれる。

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