9安打でわずか1点…阪神打線 53年ぶりワースト記録

[ 2012年5月6日 17:46 ]

セ・リーグ 阪神1―2巨人

(5月6日 甲子園)
 9安打を放った阪神。チャンスはいくらでもあったが、決め手はなかった。前日は「1番・鳥谷」の新打順が当たって連敗を止めたが、この日も初回にその鳥谷が左前打で出塁。1死満塁の好機を作ったが、5番・新井は浅い右飛、6番・ブラゼルは空振り三振と相手先発・沢村の出鼻をくじくことはできなかった。

 2回は先頭の7番・柴田が死球で出塁も続く藤井彰が遊ゴロ併殺打。3回は平野が内野安打で出塁も金本の打席でヒットエンドランを試み、三振ゲッツー。4回、無死一、三塁の好機でも後続が2者連続三振で得点ならず。5回は先頭の鳥谷が四球後、2番・平野は併殺打。それでもマートンの左前打と四球で2死一、二塁と好機をつくったが、新井貴は凡退。1イニングに2度のチャンスも得点を奪えない、ちぐはぐな攻撃をくり返した。

 ゴールデンウイーク9連戦でわずか1勝。10試合連続の2得点以下で、53年ぶりに球団ワースト記録に並んだ。和田監督も「あまりにも走者を置いたときと置かないときの打撃が違い過ぎる」と嘆いた。勝利のために、打線の復調が急務だ。

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2012年5月6日のニュース