1番・長野、3番・坂本 ついに実現した逆襲の「近未来打線」

[ 2012年4月27日 09:46 ]

セ・リーグ 巨人15-3DeNA

(4月26日 県鴨池)
 1番・長野、3番・坂本。公式戦では初めて実現した。昨春のオープン戦で原監督が理想型として「近未来打線」と命名しながら、開幕直前に阿部の故障で断念。その後は一度も試されることはなかったが、5連敗で最下位に沈む現状に指揮官が決断した。

 キモは長野の高い出塁率と、坂本の勝負強さにある。その長野は初回に四球を選び阿部の先制弾を演出するなど3安打で4度も出塁。坂本は適時打を乱れ打ちし、得点圏打率は驚異の5割に乗せた。打率・3209で、2位の長野に4毛差でリーグトップに立つ坂本は「みんなつないでくれたので還すだけだった」。

 「決定ではありませんけどね」と前置きした原監督は「きょうはうまく回ってくれた。つながったという点に関しては良かった」とニヤリ。逆襲の近未来が、爆勝の向こうに透けて見えたに違いない。

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2012年4月27日のニュース