本拠地初勝利に中畑監督「長かったね。きつかったね」

[ 2012年4月20日 23:16 ]

4回、先制2ランを放った中村(99)を笑顔で迎えるDeNA・中畑監督

セ・リーグ DeNA3-1阪神

(4月20日 横浜)
 実に7試合目で本拠地初白星をつかんだ。中畑監督は込み上げる感情を抑えるようにしみじみと言った。「長かったね。きつかったね」

 打線で立役者は3番の中村だ。4回無死一塁、フルカウントから能見の2球種に絞り、そのうちの一つだった直球を完璧に捉えた。投げては2投手の好リリーフが光った。7回に1点差とされ、なお2死二、三塁で登板した菊地が無失点にしのいだ。さらに8回は篠原が三者凡退に。中村とともに戦力外通告を経験している2人が逃げ切りを成功させた。

 投打に苦労人が躍動し、選手層の薄さが弱点とされる新球団にふさわしい勝利となった。生みの苦しみがあった分だけ喜びが大きいのか、監督は「地元ファンに勝利を見せたかった。あまりしゃべると(喜びが)発散されてしまう」といつも以上に感慨に浸っていた。

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2012年4月20日のニュース