斎藤佑、プロ初完封!日本ハム 単独首位に浮上

[ 2012年4月20日 20:47 ]

プロ初完封で3勝目を挙げ、鶴岡(右)とタッチを交わす日本ハム・斎藤

パ・リーグ 日本ハム5-0オリックス

(4月20日 ほっと神戸)
 日本ハムは斎藤がプロ2年目で初完封。8安打を浴びながらも要所を締め、3勝目。打線は6回に中田の適時打で先制。7回には陽岱鋼の1号ソロなどで4点を加え、チームは単独首位に浮上した。オリックスは再び勝率5割を切った。
【試合結果】

 日本ハムの斎藤佑樹が20日、ほっと神戸で行われたオリックス戦に先発。前回14日の楽天・田中との直接対決には敗れ2勝1敗となったが、今季4度目の先発登板となった。オリックスの先発は2勝を挙げているマクレーン。

 初回、斎藤は、3者ともゴロで打ち取り上々の立ち上がりを見せた。

 斎藤は2回、2死からT-岡田、バルディリスに連打され一、二塁のピンチを背負ったが、続く斎藤を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 3回の斎藤は2死から大引にこの日初めての四球、続く後藤に右前打を許し、一、二塁と走者を背負って李大浩との対決。ここは中飛に打ち取り、3回を終わって0-0。

 斎藤を援護したい日本ハム打線だが、なかなかオリックス先発のマクレーンを打ち崩せない。4回、先頭の糸井が中前打で出塁も、中田が中飛、稲葉が三振。陽岱鋼の中前打で2死一、三塁としたが、スレッジが二ゴロに倒れ得点なし。

 斎藤の粘りの投球は続く。4回2死からバルディリスに安打を許すも、斎藤を左飛に抑えた。5回も1死から坂口に左前打を打たれたが、後続を打ち取り得点を与えない。

 先制は日本ハム。6回1死から中田の三ゴロをバルディリスがはじき、ボールが左前に転がる間に、一走・糸井が一気にホームイン。ついに均衡を破った。

 中田は「いやあ、もうね、糸井さんのランニングに尽きますよ。こういう展開で先制点を取れたのは大きいですね」。

 先制点を奪った直後の6回、斎藤は李大浩、高橋、T-岡田を3者凡退に仕留める。すると7回、日本ハムは先頭の陽岱鋼が今季1号となる左越えソロを放って追加点。なおも1死一、二塁から田中が左越打で3点目、さらに1死二、三塁、小谷野が代わったミンチェから中前打で2点を追加し、5-0とリードを広げた。

 斎藤は7回、先頭のバルディリスに四球、斎藤に左前打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、由田を二ゴロ、坂口を三振、大引を右飛に抑えて無失点で切り抜けた。

 8回もマウンドに上がった斎藤は先頭の後藤を遊ゴロ、李大浩を中飛、高橋を一邪飛と3人で抑えた。

 斎藤は9回、先頭のT-岡田を中飛、バルディリスを左邪飛。続く斎藤、由田に連続内野安打を打たれ、2死一、二塁とされたが、最後は坂口を遊ゴロに打ち取り、プロ初完封。今季3勝目を飾った。

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