浅尾“全試合スタンバイ”!「1イニングなら何試合でも」

[ 2011年12月20日 06:00 ]

 鉄腕セットアッパーが“全試合スタンバイ”を志願した。中日の浅尾拓也投手(27)が17日(現地時間18日)、優勝旅行先のハワイで、来季は球団記録の79試合に登板した今季以上のフル回転を約束。これまでのような休養日はつくらず、自身の出番がある展開になれば、何連投でも辞さない構えを見せた。

 「試合前から“きょうは投げなくていい”とは言われたくない。今まで投げていた場面で投げられなかったら、その方が悔しいので。試合数が増えること自体は全然、苦にならない」

 今季は最高で4連投が一度。3連投が3度あったが、その翌日の試合で登板する展開になっても疲労を考慮して温存されることがあった。ただ、全力投球をモットーとする右腕は首脳陣の配慮に感謝する一方、投げられない悔しさも感じた。

 「イニングまたぎはきついですけど、1イニングずつなら何試合でも大丈夫なんで」

 79試合に登板しながらも、防御率0・41という驚異的安定感でリーグMVPを獲得。阪神・久保田の持つ90試合登板のプロ野球記録更新も視野に入る。来春のキャンプでは例年より投げ込み量をやや減らし、走り込みなどで1年間投げられる土台づくりに重点。チームが勝ち続ける限り、毎試合でもマウンドに上がる覚悟だ。

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2011年12月20日のニュース