球団幹部の衝撃発言明かした 杉内に「獲りに行くところあるか?」

[ 2011年12月20日 09:06 ]

涙ながらにソフトバンクとの決別について語る杉内

 ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)宣言した杉内俊哉投手(31)が19日、巨人入りを表明した。

 午前中にはソフトバンクの福岡市内の球団事務所を訪れて退団の意思を伝え、その決断に至ったきっかけを「昨年のちょっとしたこと」と涙で明かした。残留交渉の過程で提示に譲歩はあったが「感情の部分がどうしても元に戻らなかった」と話した。

 代理人の酒井辰馬弁護士は年俸変動制をめぐり、昨年交わした球団側との会話を明かした。「そういうシステムを用いられるならば、来年FA宣言するしかなくなると言ったら“獲りに行くところがありますか?”と。なんてことを言うんだと思った」。その言葉が決断に大きく影響した。杉内にとって出身地の福岡は離れ難かったが「心も体も削ってまで投げられるのはどこか」と考えた時、巨人を新天地に選んだ。

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2011年12月20日のニュース