いてまえ打線復活!岡田監督“珍し”スクイズも

[ 2011年8月13日 06:00 ]

<オ・西>近鉄時代のユニホームで指揮を執る岡田監督(中央)

パ・リーグ オリックス8-6西武

(8月12日 京セラD)
 懐かしいユニホームとともに、あの「いてまえ打線」も戻ってきた。球団合併後初めて、近鉄の復刻ユニホームに身を包んでの一戦で快勝したオリックス・岡田監督は「打順も変えてうまくつながっている。連打も出ている」とご満悦だ。

 1点を追う5回。1死から5本の長短打を集めて一挙5点のビッグイニングとした。ただ打つだけじゃない。1死一、三塁からは大引のスクイズで加点した。めったにスクイズのサインを出さない岡田監督にとって阪神時代を含めて953戦目で初めて成功したスクイズ。指揮官は「ああいうケースでああいうことができる。大引もだいぶ2番らしくなってきた」と意味ありげに笑った。

 不振の主砲、T―岡田を2試合連続で先発メンバーから外しながら、終わってみれば12安打で今季2度目の6連勝。3位をしっかりキープした。

 ▼オリックス・中山(初回に先頭打者から4連打を浴びるも、6回2/3を3失点で3勝目)反省すべきところは反省して次につなげたい。きょうは野手の皆さんに感謝です。

 ≪珍しい岡田監督のスクイズ≫岡田監督は基本的にスクイズを使わない。阪神監督時代の5年間(04~08年)でも指示を出したのは06年9月13日の広島戦と同19日の中日戦の2度のみで、いずれも失敗している。オリックス(10年~)では前例がなく、成功したのは今回が初めてだ。

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