憧れた存在に刺激された 西岡 久々のマルチ安打

[ 2011年8月13日 12:26 ]

 ツインズの西岡は12日、クリーブランドでのインディアンス戦に「9番・遊撃」で出場し、3打数2安打2打点だった。内容は左前打(打点1)、投ゴロ、右前打(打点1)で打率は2割2分4厘。試合はインディアンスが3―2で勝った。

 西岡が7月23日以来となる複数安打で連続試合安打を8に伸ばし「打撃の状態がいい。どこに球が来ても対応できる」と自信を口にした。

 左打席から2本の適時打を放った。まずは三回1死三塁、外寄りの速球を左前に打ち返して先制点をたたき出す。同点の八回2死一、二塁では内角の速球を引っ張り、一時勝ち越しとなる右前適時打とした。8月に入ってから「一度リセットする」と打撃フォームを修正。始動を早め、差し込まれずに強い打球を飛ばせるようになった。

 この日は刺激もあった。インディアンスの福留は少年時代に憧れた存在。2006年のWBCでは、ともに日本代表として世界一に輝いた。福留がカブスから移籍したことで、同じア・リーグ中地区でしのぎを削ることに。試合前は笑顔であいさつしたが、グラウンドではライバル。7歳年上の先輩の前で、西岡は本来の打撃を披露した。(共同)

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2011年8月13日のニュース