八幡商 粘投エース見届けて泣いた!ムダじゃなかった炎天下の走り込み

[ 2011年8月13日 15:02 ]

帝京戦に先発した八幡商・吉中

第93回全国高校野球選手権2回戦 八幡商5―3帝京

(8月13日 甲子園)
 八幡商の吉中が粘りの投球で9回の逆転劇につなげた。得意のカットボールで強力打線のバットの芯を巧みに外し、8回3失点。遠藤の満塁本塁打を見届けてベンチで泣いたという右腕は、興奮が収まらず「今までの練習の成果が出た」と早口でまくしたてた。

 昨夏もエースとして挑んだが、滋賀大会の初戦で敗退。甲子園の試合結果には見向きもせず、悔しさを炎天下での走り込みにぶつけた。この日は高い集中と制球力を最後まで持続。「ここまで来られて、3年生に恩返しができた」と笑った。

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2011年8月13日のニュース