好投手対決制した!金沢・釜田「意識していた」

[ 2011年8月13日 06:00 ]

<聖光学院・金沢>最後の打者を打ち取った金沢・釜田は雄たけびをあげる

第93回全国高校野球選手権大会2回戦 金沢4-2聖光学院 

(8月12日 甲子園)
 最後の打者を147キロ直球で二ゴロに仕留めた金沢・釜田は、優勝したかのように両腕を天に突き上げた。134球を投げきって歳内との好投手対決を制した右腕は「歳内君のことは意識していました。歳内君に投げ勝つことができてよかった」と笑顔で振り返った。

 1回戦で記録した152キロ直球は抑えめに、今センバツ後に習得したカットボールを多投。だが、味方が逆転した直後の6回は「絶対に点を取られてはいけない」とこの試合最速の150キロで2三振を奪うなど、要所ではギアを一段上げた。

 2試合連続2桁三振となる10奪三振で完投。試合後は歳内と固い握手で健闘を称え合った。「投げ勝ったけど、いい勉強になった。歳内君の分まで頑張りたい」と釜田。最大のライバルに刺激を受けた加賀の剛腕は、さらなる飛躍を誓った。

 ◆釜田 佳直(かまた・よしなお)1993年(平5)10月26日、石川県小松市生まれの17歳。串小6年から野球を始めて捕手。御幸中では軟式野球部で投手。金沢1年春の石川県大会からベンチ入りし、同秋からエ-ス。今センバツは初戦で加古川北に敗戦。遠投110メートル。1メートル78、77キロ。右投げ両打ち。

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