元巨人チーフスカウト 英明左腕の成長度評価 外野2選手将来プロでも中軸

[ 2011年8月13日 07:27 ]

今大会の注目選手

 第93回全国高校野球選手権大会に出場した49校が12日ですべて登場。元巨人チーフスカウトの中村和久氏が、ドラフト候補の逸材について評価した。

 今大会は好素材の選手がそろった。投手も釜田(金沢)、北方悠(唐津商)、歳内(聖光学院)らは球速だけが注目されるのではなく、鋭い変化球などで三振が取れるなど結果も残している。その中で左腕の松本(英明)は長身から投げ下ろす直球と変化球に切れがあり、春からの進度数(成長度)が高い投球を見せた。

 捕手は地肩があり打力、経験がある高城(九州国際大付)と道端(智弁和歌山)。内野手は松本(帝京)、佐藤(作新学院)ら守備力と打力を備えたセンスある遊撃手がそろった。

 外野では北川(明徳義塾)、石川(東大阪大柏原)ら将来、プロでも中軸を打てるような長打力がある打者が目についた。

 まだ2年生だが大谷(花巻東)は、今年のドラフト候補の中に入っても負けず劣らずの存在だった。打撃も良く来年のドラフトでは投打の両面で、特Aクラスの素材として注目されるだろう。

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2011年8月13日のニュース