福留　好調３安打　打率はリーグ１１位

＜レッズ・カブス＞初回、中前打を放つ福留

ナ・リーグ レッズ８―２カブス

（6月6日 シンシナティ）
　カブスの福留がレッズ戦で今季６度目の１試合３安打以上を記録した。

　第１打席から２打席連続の中前打を放つと、５回はあと５０センチ高ければ本塁打という右翼フェンス直撃の二塁打に「芯を食いすぎてラインドライブがかかっちゃった」。凡退した残り２打席も８球、１０球を投げさせ「それが僕の仕事」と話した。

　試合はリードオフマンの奮闘も実らず、７連敗で借金１２。しかし、打率をリーグ１１位の・３１０に上げた福留の市場価値は急騰しており、チームが優勝争いから脱落した場合、他球団がトレードで獲得に動く可能性は高い。１３５０万ドル（約１０億８０００万円）の高額年俸はネックだが、あるナ・リーグのスカウトは「出塁率（・４２２）の高さは魅力。カブスが一部を負担すれば、トレードは成立するだろう」との見解を示した。