19人中9人が優勝 梨田監督 600勝は前祝い!?

[ 2011年6月8日 08:41 ]

 日本ハムの梨田昌孝監督(57)が6日の巨人戦で監督通算600勝を達成した。ここでは、その到達ペース、到達年のチーム順位など600勝にまつわるデータを見てみる。

 梨田監督は近鉄(00年~04年)で監督のキャリアをスタートさせ、08年から日本ハムを指揮。01、09年に両球団をリーグ優勝に導くなど、優れた手腕を発揮し、就任9年目での600勝達成となった。捕手出身では野村克也、上田利治、森祇晶に次ぐ記録。また、日本ハムでこの節目を迎えたのは松木謙治郎(当時東映)、中西太、大沢啓二に次ぎ4人目で、巨人、オリックス(各3人)を抑える最多人数になった。

 600勝は20人が記録。これまで、プロ野球では205人もの監督(代理、代行含む)が采配を振っており、全体の9・8%しかいない偉業だ。その達成者の中でも、水原茂は歴代最速の910試合で600勝をクリア。到達時の勝率も・672と圧倒的な数字を残した。梨田監督は1161試合で達成し歴代11位にランクイン。近鉄で選手として仕えた西本幸雄を3試合上回る記録で、ON、野村よりも早い。なお、中日・落合(576勝)、巨人・原(573勝)両監督も600勝が近い。現在の試合数は、落合が1046、原が1044となっているが何試合で到達するか。

 最後に600勝到達年のチーム順位を見ると好成績を残した監督が多い。9人が優勝し、うち4人が日本一。また、2、3位も各2人となっており、13人がAクラスで花を添えている。日本ハムは現在、ソフトバンクに次ぐ2位。梨田監督も区切りのシーズンを最高の形で締めくくれるか。

続きを表示

2011年6月8日のニュース